~福井県池田町で自然・文化に触れる~ 里の子たんけん隊

福井県池田町から、あなたに伝えたい「森」のお話。byツリーピクニックアドベンチャーいけだ

ステップアップキャンプを支えてくれた人たち

いけだ農村がっこうでは、年間のいけだ農村がっこうを経験した子ども達限定で「ステップアップキャンプ」を開催しています。

 

【ステップアップキャンプの様子※一部】

地図を見ながら、隠された食材カードを見つけに行こう。見つけた食材カードの食材だけで夕飯をつくるよ。 どこにあるか興味深々。

 

子ども達だけで相談し、3班に分かれて探すことに。30分もしないうちに全てのカードを見つけることができました!すごい!(*^-^*)

 

※ステップアップキャンプ1日の様子はコチラ

https://treepicnic.hatenablog.com/entry/2022/07/07/%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%83%E3%83%97%E3%82%A2%E3%83%83%E3%83%97%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%97%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%97%EF%BC%92%EF%BC%90%EF%BC%92%EF%BC%92_%E5%A4%8F

 

食材カードは前日にスタッフこっこ・タックルが隠していました。

食材カードは主にアドベンチャーパークエリアに隠していました。

こっぽいパークを含むアドベンチャーパークエリアは、スタッフで管理しています。

 

【アドベンチャーパークのスタッフご紹介】

ほーりー 修学旅行でツリーピクニックアドベンチャーいけだに来てくれた人は、
必ず見かけたことがあるはず?!

ざっきー アドベンチャーパークエリアのこっぽいパークに大きなハンモックや滑り台など設置しています。ロープワークもお手の物。

めぐ ツリーピクニックアドベンチャーいけだで販売しているクラフトは、めぐさんが作ったものが多数。写真は、森のオカリナを準備中の時。1つ1つ手作りです。

さく 生き物好きな虫博士。7月16日からさくちゃんの「もりのたからさがし」クイズが始まります。クイズを解けば、生き物にもっと興味がでてくるかも・・・

 

【今回ステップアップキャンプを支えてくれた方々のご紹介】

やっぽん 川遊びや食材探しゲーム・夕飯準備で子ども達の安全を見守りました。
川まで続く遊歩道の整備・下見や、万が一に備えライフジャケットの準備をしました。

タックル 子ども達に手遊びゲームを伝授しました。タックルはチェンソーも使える、森あそびの名人。流しそうめんで使った太い竹は、タックルが山から切り出してきたもの。

野瀬さん 池田町民。タックルの切ってきた太い竹とは対照的に、子ども達が持っている細い竹。これは全部、山に精通した町民野瀬さんが、厳選して切り出した質の良い竹。
とてもきれいな竹なので、これでネックレスを作る子もいました😊

もえみん ツリーピクニックアドベンチャーいけだのイベントチラシ・いけだ農村がっこうのHPをつくっています。デザインでイベントを盛り上げてくれる縁の下の力持ち。

ひろ ボランティアスタッフ 
雨がざあざあ降る朝の準備から流しそうめんのお昼まで、子ども達の安全を優しく見守りました。一緒に薪割りをしていたね。

みのるさん 池田町の町民。今回ステップアップキャンプ夏で使ったジャガイモ・なすび等は、みのるさんの畑でとれたもの。池田町の澄んだ空気と太陽で育った野菜です。

 

今回のステップアップキャンプで関わってくれたすべての方々に

ありがとうの気持ちでいっぱいです。

 

次のステップアップキャンプ秋は10月16日

毎度雨が降るステップアップキャンプ(笑) 次は晴れるかな?

スタッフ こっこ

ステップアップキャンプキャンプ2022 夏

 【ステップアップキャンプを終えて】

 


 

はじめまして、タックルです。

みんなステップアップキャンプはどうだった?

次の日ちゃんと学校へ行けたかな?

タックルはみんなと遊び疲れて家に帰ったらすぐに寝てしまったよ(笑)

 

 

今回のステップアップキャンプのコンセプトは…

「こどもたちがつくる こどもたちだけのキャンプ」

ということで、大まかなベースは予め決めておいて

なにをするかはこどもたちの自由!

ご飯を作るときや遊ぶときはみんなのアイデアを最優先に活動しました。

 

僕は文字を書くのがニガテなので、

ステップアップキャンプの様子を写真と一緒に振り返っていきたいと思います~

 

 

朝、続々と参加してくれるお友達が集まってきます。

みんなと会うのは初めてなのでタックルも少し緊張…

(2期生の子とは少し関りがあったので覚えてくれている子もいました^^)

 

これから1日をともにする10人のこどもたちが集まりました。

 

みんなで作り上げるキャンプなので、みんなとコミュニケーションをとってほしい!

というタックルのエゴの元、アイスブレイクを行おうとしますが

こどもたちの「ぼくはやらない・わたしはやらない」で

タックルのハートがブレイク…(;;)

 

と、思いきや

なんだかんだ最終的にはみんなが参加してくれました。ありがとう^^

 

 

そして、さっそくお昼ご飯の準備に取り掛かります。

今日のランチは「流しそうめん

農村がっこうで培った経験を生かして子どもたちだけで準備を進めていきます。

 

「焚火したい人こっち集まって~」

「そうめんの台作りたい人こっち集まって~」

「自分のお皿とおはし作りたい人そっち集まって~」

だけしか言ってないのに…

みんな慣れた手つきで竹を切ったり、割ったり、火をつけたり

自分のできること、やりたいことをそれぞれが考えて行動していました。

 

 

みんなの安全を見守りながらフラフラしていると…

「これは、こうしたほうがいいよ!」

「ちょっとそっち手伝って!」

なんて声が聞こえてニヤリ

 

チャレンジしたことがうまくいかなくて、一人じゃどうにもならないときに

手伝ってって言える環境、手伝ってあげられる環境

とてもいいじゃないの^^

 

 

みんなで作り上げた流しそうめんのお味はいかが?

 

 

もう一杯!!!

準備していたそうめんの量では満足できず(笑)

 

 

そうめんで満足できなかった子は、

茄子とジャガイモ(made in 地元のおじい様)を焼いて食べました。

おいしそう

 

 

外は雨だし…ハンモックでも出す?

という提案にみんな大賛成

 

一人一つハンモックを出して、自分の空間を作り上げていました。

 

 

そんなこんなしているうちに雨も弱まってきました。

 

川は増水している可能性もあるため、泳ぐことはできないと判断

 

その代わり流れが弱いところで生き物を探しに行こう。

念のためライフジャケットに変身しました。かっこいいじゃん^^

 

 

隊長「やっぽん」に続いて、川辺を調査しました。

いろんな生物を観察することができたね

 

 

調査を終えて夜ごはんの準備が始まります。

 

今日のディナーはカレー

みんなには食材さがしからやってもらったヨ

 

食材が書かれたカードを園内各地に隠しました。

地図を見ながら園内を探し、

見つけたカードの食材しか使えません。

 

ニンジンしか入っていないカレーができたりして…ふふふ

 

なんて思っていましたが、みんなの捜索力恐るべし(-_-;)

すべての食材を獲得することができました。

 

 

焚火班・野菜切ってカレー作る班・お米炊く班に分かれて

とっても美味しいカレーを作ることができました^^

 

自分たちで作るごはんを外で食べるっていつもよりおいしく感じるよね。

ごちそうさまでした。

 

 

そんな美味しいごはんを食べているときも

雨はザーザー雷ゴロゴロ

前日まではあんなに暑かったのに・・・

 

天候には恵まれず、本来のスケジュールと異なる部分もありましたが

そんな中で、みんながそれぞれ自分のやりたいことを見つけ取り組んでいました。

コンセプト通り、

「子どもたちが作る、子どもたちだけのキャンプ」

になっていたと思います。

 

 

ごはんを食べた後、少し雨もおさまったのでTPA内をふらっとお散歩

運よくを見ることができました!

 

そんなこんなであっという間にお迎えの時間。

 

みんなは楽しく過ごすことができたかな?

 

また参加したいと思っていてくれたらうれしいな。

またみんなに会えるのを楽しみにしているよ^^

 

タックル・コッコ

クワガタの時期がやってくる!

第4回のいけだ農村がっこうは、『紙づくり』と『野菜収穫』です。

私たちが普段使っている紙は、ほとんどが「洋紙(ようし)」といいます。

第4回いけだ農村がっこうでつくるのは「和紙(わし)」日本では1000年以上前から和紙がつくられてきました。

和紙につかう素材や方法は、地域にあわせてちがいます。

みなさんは「コウゾ」という植物を知っていますか?

葉は長さ10~20センチの卵形で、毛が生えていてザラザラ。

普段は馴染みがあまりない植物ですが、紙をつくるために栽培されてきた植物です。

紙をつくる方法や材料は色々ありますが、今回はコウゾをつかって、

どうやって和紙ができていくのか、

どんな材料を使うのか実際に見て、やって、知っていこう😊

体験の内容は、「こうぞの木の世話・草取り・芽かき」「紙づくり」です。

教えてくれるのは、加藤志津子さんら達人さんです。( 今年初!)

魚見こんにゃく道場前の畑。看板には【こうぞ畑】って書いてあるね。

 

『野菜収穫』

7月はトマトときゅうりを収穫します!

砂糖をかけたように甘いスィートコーンは、8月1日の「畑は直売所」で販売予定です。

(直売所のスィートコーンは例年人気があり、直ぐに売り切れてしまうのだとか。狙い目は開催時間ちょうど⚡)

 

【おまけ】

前回のいけだ農村がっこうで、「クワガタはとれますか?」という質問をいただきました。とれます!

つい先日も、虫博士さくちゃんがコクワガタを捕獲しました。夜に白い布を張った所にライトを照らしておくと、次の日たくさんの虫をつかまえることができるよ。

 

ツリーピクニックアドベンチャーいけだでは、ジップエリアでコクワガタをよく見かけます。ですがマッシュルーフがある方(アドベンチャーパークエリア)では、コクワガタはあまり見かけません。

 

どうしてでしょう?

 

答えは、コクワガタが住む木がないから。

 

次にツリーピクニックアドベンチャーいけだに遊びに来た時に、木の葉っぱの形をよく見てください。

アドベンチャーパークエリアは、ツンツンした形の葉っぱをつける木が多い。

第3回のアロマ水づくりでは、ツンツンの葉っぱをつかいました。
ツンツンした葉っぱをつける木を針葉樹(しんようじゅ)というよ。

それに比べて、ジップエリアでは平べったい葉っぱをつける木が多いです。

第3回の水遊びをした所の木は、平べったい形の葉っぱをつける木がたくさん。
平べったい葉っぱをつける木を広葉樹(こうようじゅ)というよ。

木の種類が変われば、そこに住む生き物も変わるんですね。

 

余談ですが・・・カブトムシもいます!

ツリーピクニックアドベンチャーいけだにいたカブトムシを人工蛹室を作って育てたら、メスが卵からかえって、サナギになったんだって!

もっと気になることが出てきたら、是非夏の自由研究で確かめてみてください(*^-^*)

生き物が成長する面白さや不思議さを、もっと身近に感じられるかもしれません。

スタッフこっこ

 

【 参考文献・URL 】 

和紙ってなに?①東日本の和紙 内田克幸発行,大嶋奈穂編集.理論社.2020, 第1刷発行.
和紙ってなに?②西日本の和紙 内田克幸発行,大嶋奈穂編集.理論社.2020, 第1刷発行.
和紙ってなに?③和紙のきほん 内田克幸発行,大嶋奈穂編集.理論社.2020, 第1刷発行.
和紙ってなに?④くらしのなかの和紙 内田克幸発行,大嶋奈穂編集.理論社.2020, 第1刷発行.
世界遺産になった和紙④手作り和紙・和紙アート 和紙をつくってみよう! 田所稔, こどもくらぶ編著.東日本出版社.2015初版.
紙の博物館  紙の博物館 | 飛鳥山3つの博物館


こっこが見つけた和紙絵本↓ 図書館で見つけてみてね。

お月さん舟でおでかけなされ 神沢利子うた 赤羽末吉え 童心社,1986第3刷発行.

第3回いけだ農村がっこう

今日も元気に「おはようございまーす。」

早く来た子ども達には、薪割りを体験してもらいました😊

今回の達人さんは、あそびハウス子どもと森

(福井県池田町の幼児向け木育施設「あそびハウス こどもと森」)のちゃっきー。

 

ちゃっきーに水鉄砲の作り方を教えてもらうよ。

みんな事前の動画を見て予習もばっちり!

ツリーピクニックアドベンチャーいけだの敷地内にある川で遊ぼう。

すごい勢いで水がでたよ

みんなで水のかけあいっこ

たくさん遊んでいたら、数名から「お腹減った……」の声がちらほら。

よし!マッシュルーフにもどってお昼ご飯だ!

 

遊びに集中している子どもたちも「ご飯たべよー!戻るよー!」の一言で素早くマッシュルーフに戻る準備をしてくれました。

お昼ご飯の作り方をコッコから伝授

親子で火起こし!!

今回のお昼ご飯は「カートンドック」を作りました。

カートンドックとは牛乳パックを燃やして作るホットドッグです。

想像以上に牛乳パックが燃えるのが早くてみんなびっくり。

 

なんとか火の中からパンを救い出したらいい焼き目がついてました。

美味しくできたよ!

木陰の下でいただきまーす

 

さあ、ご飯を食べ終わったら子どもたちは探検だ!

ツリーピクニックアドベンチャーいけだの中をみんなで探検しました。

みんなで探検。日曜日の子ども達は全体的にアクティブ。

ブランコゆらゆら楽しいな♪

「アオビカリトカゲ」見つけた!と1人が声を上げると、5人で始まる生き物さがし。
土曜日の子ども達は虫好きさんが比較的多いです。

 

アロマ水づくり体験

アロマ水とアロマオイルをブレンド
「スギってこんな匂いなんだ」「こんな早く抽出できるんだ」
出来上がったスギのアロマ水にお好みのアロマオイルをブレンドしてオリジナルの匂いを作りました。アロマオイルの効能で選ぶ人や、匂いの好みで選ぶ人など様々でした。

「くさい!」 「スギの葉っぱチクチクしてる」
フルーツ系の香りをブレンドすると「いい匂い」

 

出来上がったアロマ水はお部屋のフレグランスやマスクのスプレーとしても使えます。

 

【今回のいけだ農村がっこうを支えてくれた人】

・町民ヒデさん 

森林に詳しいスタッフもビックリするほど綺麗な竹が生えている場所をおしえてくれました。ヒデさんが教えてくれた竹の場所から採れた竹で水鉄砲をつくったよ。

・町民野瀬さん 

竹の水鉄砲で使う資材を山からとってきてくれました。
(第2回のいけだ農村がっこうでも紹介しているよ。第2回 いけだ農村がっこうの達人さん紹介 - 森で「あそぶ」「まなぶ」「むすぶ」
水鉄砲の柄の部分は細いでしょ。竹の先端部分からしか採れない貴重な資材です。

・ファームハウスコムニタともちゃん 

この日の為に早朝からカートンドックで使う米粉パン↑ を焼いてくれました。
早いと朝3時から4時の間にパンを焼き始めるんだとか。

・スタッフ清野君

皆がつかう焚き付けを作りました。ジップラインに行くと会えます!

・おもちゃハウスのトク 

ちゃっきーと一緒に水鉄砲の準備しました。
木の専門家。なんでも聞いてね(*^-^*) おもちゃハウスで待ってます!

・おもちゃハウスのちゃっきー 

アロマ水の材料集めは、なかなかスギの葉が手に入らず苦戦しました。
手が届く場所でスギの葉を採取するようす。

・スタッフやっぽん

キャンプリーダー資格をもつやっぽん。
園内を整備しているやっぽんでさえ、人間の手が届く場所のスギの葉がある木は
園内2か所しか見つけられませんでした。スギって背が高――――いんだね。

・スタッフとりさん

みんなの探検を見守りました。こってコテいけだやおもちゃハウスで会えるよ!

・スタッフまっきー

・スタッフたっくる

いけだ農村がっこうの子ども達には、毎回いけだ農村がっこうの1週間前に「持ち物の動画」を送っています。今回も動画編集・写真撮影していました。

いけだ農村がっこうに来てくれている参加者みなさん

「○○運ぶよ!」「みんなでいくよー!」「この水筒だれの?」と
子供たち同士でお互いを気に掛ける様子がたくさん見られました。

保護者の方も子どもたちも「お手伝いする!」「お手伝いしましょうか?」など

声をかけていただき、どうもありがとうございます。

 

スタッフ・池田の達人さん・池田町民・いけだ農村がっこうの参加者

みんなでつくりあげているいけだ農村がっこうです。

スタッフちゃっきー・こっこより

あなたの1番近くにいる木は誰ですか?

みなさんこんにちは

あそびハウスこどもと森のちゃっきーです。

 

みなさんは普段街を歩いているときや公園に行ったときなど身近にある木を見て

「これはなんていう名前の木だろう?」と思ったことはありますか?

 

そんなとき、スマホや図鑑を見ずに「あ、これは〇〇〇だね」と言えたらかっこいいかも!

 

木はぱっと見同じに見えますが、よく見ると木の種類によって葉っぱや葉脈の形が違ったり感触が違ったりします。

 

今日みなさんに紹介する木はこれです。

こってコテいけだ駐車場でみたことあるかな?

 

池田町役場にも生えてるよ

この木は『ヤマボウシ』といいます。池田町ではいろいろな場所でみることができます。

花言葉は「友情」です。

ピンクのお花

ヤマボウシは6月から7月にかけて白やピンクのきれいな花を咲かせます。

白い部分が花のように見えますがこれは花を保護するための葉っぱ(総苞そうほう)です。

本当の花は総苞の真ん中にある丸い部分です。

この丸い部分がお坊さんの頭に見えることから「山法師やまぼうし」という名前がつけられました。

 

また、ヤマボウシにはほかの木にはない個性的な特徴があります。

それは葉っぱをちぎってみるとわかります。

葉っぱの真ん中から糸がひいているのがわかるかな?

なんとヤマボウシの葉っぱはちぎると写真のように葉脈(葉っぱの繊維)が糸を引いたみたいに伸びるんです。

これを知っておけば花が咲いていない時期でもヤマボウシを見つけることができます。

ヤマボウシの葉っぱ:葉っぱのふちが波打っていて葉脈はカーブを描いて葉先にあつまっているのが特徴

もし外で「これ、ヤマボウシかも⁉」と思ったら葉っぱをちぎってたしかめてみてください。ゆっくりちぎるときれいに糸を引きます。

※たくさんちぎってしまうとヤマボウシがかわいそうなのでちぎりすぎ注意です。

 

いつものおさんぽや遊びの中で森とつながるきっかけはたくさんあると思います。

まずはあなたの近くにいる木からお友達になってみてください。

 

ひとり(1本)お友達になると次はその近くにいる木が気になってくるかもしれません…

もしかしたらはじめての木のお友達がヤマボウシかも…

 

あなたの1番近くにいる木はだれですか?

 

6月の農村がっこうでみんなとお話できるのを楽しみにしています!

スタッフちゃっきーより😊

 

【第2回いけだ農村がっこう】

 

大盛り上がりの、泥あそび!

よーい、ドン

大人に負けないぞ!

子ども達を引きずり回すぞ!

田植え枠を転がす

 

田植え

午前のどろあそび、田植えに引き続き、午後の虫博士と探検では、水の中の生き物を探しに農村de合宿キャンプセンターの前を流れる川に探検に行きました。

探検に行った川の様子

午前中田植えの時に教えてもらった田んぼで生まれるカエル。そのカエルの声に耳をすましてもらい、カエルは田んぼにずっといるの?と問いかけてからカエルの移動する先のひとつの川へ向かいました。
あらかじめその川で見つけられた生き物を小冊子にして、子供たち一人一人に渡し、さあみんなも見つけられるかな?と声をかけると、わくわくした様子で『つかまえたい!』と意気込む子供たち。



川に足を浸けなくてもすむように一人ひとつの道具を用意し、つかまえかたを伝えていよいよ実践です。
はじめは『えーどこどこ?どれ?』と言う子供たちに、よく見てもらい、動きだす生き物を発見すると、『あ、いた!』『ほんとだ!』と声をあげます。
そして『これ、これ、何?』
と次々に発見して見せてくれます。
水の生き物ノートに書いてあるやつだよ!と伝えると『やった!見つけた!』と言ってまた川岸に探しにいきます。そのうちノートにのっていない生き物を見つける子供もいて、すごいね!よーく見て、自分で見つけたもののページにどんな色や形動きかたをするか書いてごらんと声をかけると、
『こんなのだった!』と書いてくれる子供もいました。



見せてくれた子供たちの新しく見つけた生き物は…

21日(土)
・サナエトンボ科のヤゴ



・オナシカワゲラ



・コカゲロウのなかま



・フタオカゲロウのなかま



22日(日)
・サナエトンボ科のヤゴ
・マダラカゲロウのなかま
・ニンギョウトビケラ(ほとんどヤマトビケラでした)

丸の中に左側5匹・右側3匹(石を裏返したらくっついていた)



・オナシカワゲラ
・フタオカゲロウのなかま
でした。

今回見つけてもらったのはヤゴをはじめとした水生昆虫の幼虫です。この他にカワトンボの成虫をみつけた子どももいました。

カワトンボの成虫



子供たちの生きものを見つける、発見の喜び、自分で見つけた生きものを自分の目で見て考えることの喜び、そういった生きものたちにふれ合うことの喜びを感じとって楽しんでいただけたのではないかと思います。

 

今回使った道具は
・真ん中で斜めに切った500mlペットボトル(出来たら断面が四角いほうがよい)
・白いケース


です。
やり方は、
ペットボトルの蓋の部分を持って、川岸に生えた草の根元や川底にこすり付けるようにペットボトルを動かしてすくいあげ、白いケースに中身を出して観察する
是非親子で、おうちの近くの川でもやってみてください。
 

 

スタッフさくちゃん🌸

第2回 いけだ農村がっこうの達人さん紹介

~第2回いけだ農村がっこうに関わって頂ける達人さんのご紹介~

池田町農業公社 佐飛さん。野菜の豆知識・肥料の事など農業のことは何でもござれ。
趣味は、メダカのお世話とプラモデル。

今年度初!今年は農業公社から、まりちゃんとセッキ―も農村がっこうに参加予定です。
野菜をどの時期に何を植え、いつ収穫かなど季節を通して
"野菜のアレコレ"について知り尽くしています。

協同屋さん池田シェフ。元フレンチ料理屋です。
今回の為だけに特別な昼食を作って頂きます。

先週に続き来ていただく凪さん。大人時間に、バウムづくりを教えてもらいます。
全て天然素材からつくるバウムは、虫刺されにも効く天然の薬。

【お昼ごはんのメニュー】

・大根葉の味噌汁

・クレソンとお肉・キノコの混ぜご飯

・タケノコとコゴミの天ぷら

池田シェフのご厚意で、特別にレシピを公開!

【今回使用する食材は池田町産にこだわっています。】

・醤油:おこもじ屋の醤油

・コゴミ:池田町の山でどれたもの。酔虎夢のマスターにとってきていただきました。

・シイタケ:ツリーピクニックアドベンチャーいけだの森でとれたもの。

・クレソン:協同屋 佐野さん達が育てているクレソン。ちょうど今花が咲き始めだとか。

・味噌:湯本味噌"おーちゃん"達が作る100年の歴史、老舗のお味噌

・お米:協同屋"うららのお米"

うららの米は福井県池田町の「生命にやさしい米づくり運動」の基準に基づき、肥料は有機肥料のみを使用し、農薬は除草剤1回と殺菌剤1回に限定した特別栽培米のコシヒカリです。土作り(肥料)には町内の生ゴミと牛ふんを堆肥化したものを使っています。

(うららのお米について下記URL文章引用 https://www.eco-capital.net/featureseach/featureseach-368/ )

 

いけだ農村がっこうは、当日参加者の皆さんにお会いするスタッフ・達人さん以外にも

池田町にくらす住民の方々・池田町の企業・ツリーピクニックアドベンチャーいけだスタッフが関わっています。

今回 田んぼ作業でつかう田植え枠を貸してくださる、地元民 野瀬さん。
春になると、この装備で山菜採りに山に入ります。籠には、いっぱいのコシアブラ

コッコ🐔

 

今週も「泥あそび」や「田植え」を皆で楽しもうね!

スタッフさくちゃん🌸・コッコ🐔より




山の掟「寝床は孫にも教えるな」って?

ファームハウス・コムニタのみかこさんからこんなお話を聞きました。

 

「池田のおばあちゃんたちは、 寝床は孫にも教えるな って言うんや。」

 

寝床とは山菜の採れる場所のこと。山菜の採れる場所は孫でも教えてはならないのは何故か。それには、山に入る時の暗黙のルールが関係しているんだとか。

 

 山に入るときの暗黙のルール

・山に入って、ゼンマイが5本生えていたら3本抜いて2本残す。

・山菜をとる時は根まで採らない。

・山菜の根っこは植えて帰る ・・・・などなど

 

このルールを知らずに山菜を採ってしまうと、山が荒れていく一方だと言います。みかこさんは過去に同じ場所でヨモギを採り続けた結果、年々小さくなっていくのを経験したそうです。孫でも教えてはならない理由は、山のルールを知らずに山に入る人を無くすため。山の資源を守る為なんですね。

(みかこさんが先日山菜採りに出かけた所、ふきのとう、こごみなども小さくなっていたそうです。長年山に入っている方々も口々におかしいと言っているのだとか。温暖化が原因で山菜が小さくなる事も多いにあるようです。)

 

山を守るために、池田町民がしていることはまだあります。地域ごとの一斉清掃です。

各月決まって朝8:00に、道路を清掃する町民の列を何度も見かけます。

「池田町のおじいちゃん、おばあちゃんが手入れを辞めたら

池田町のこの景観は荒れるやろう。」 とみかこさん。

 

池田町の綺麗な景観があるのは、町民が山や地域を大切に手入れしているからなんですね。

 

このお話を聞いて、私はふと水仙が浮かびました。水仙も人間の手が入るからこそ、生きていける植物です。

ファームハウス・コムニタの周りにもたくさん生えていたね。

水仙は元々日本にはありませんでした。中国の人が船で日本へ運んできたり、遠くの海から日本に流れ着いたりしたのではないか、と言われています。

どちらの説にしろ、なぜ海岸から離れた池田町にも水仙は生えるようになったのか?

 

「タネを飛ばして、勝手に生えるようになったんじゃないの?」

と思うかも知れませんが私たちがよく見る水仙は球根で増え、タネは作りません。

 

「動物が球根を食べ、遠くに移動した時に糞と一緒に排出されて成長した?」

でも、水仙には毒があります。好んで水仙を食べる動物はまずいません。

 

ということは、池田町に生えているの水仙はすべて人間が植えたことになります。

水仙が日本に到来した安土桃山時代から今に至るまで、どこかのタイミングで池田町に暮らす人々が植えた、と推測できます。(1300年には、池田町に48の村ができていたようです。)

 

なにもない場所で、ぽつんと咲く水仙

昔むかしそこに人が住んでいた名残かもしれません。

ぽつんと咲く水仙

今私たちが見ている風景も

この地に人が住んできたからこそ見れる景色なんですね。

 

【参考文献】

財団法人相模市みどりの協会 園芸豆図鑑vol11 水仙 川崎矩夫 2022.4.19閲覧.

https://www.sagamiharashi-machimidori.or.jp/img/uploads/3/suisen.pdf

 

池田町誌 池田町 1997 第三章各区の歴史(p769-957).

 

デジタルアーカイブ福井 2022.4.21閲覧.

慶弔時代に書かれた「福井県」の村の地図。

池田町がどこかわかるかな?福井県立図書館では、福井県の昔の資料をデジタル化して誰でも見れるようにしているよ。

 

コッコ🐔

www.library-archives.pref.fukui.lg.jp

第1回 野草摘み 

2022年4月16日・18日

3期生のいけだ農村がっこうが始まりました!第1回は野草摘み。

野草の達人、凪さんの案内について歩きます。

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ヨモギは葉っぱの後ろが白いね。

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スイバ(吸うと酸っぱい野草)を吸ってみると… 「酸っぱくない!」
雨が降ったばかりだからかな。酸っぱくなかったね。

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ヨモギだ! 教えてもらわなくてもわかるようになったね。

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「なぞのおおきな森」の探検。ここにも野草が…!

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橋を渡れるか挑戦だ!

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スミレ見つけた!

池田町の桜は、この日がちょう見ごろでした。

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花びらも食べれるなんて知らなかったね。

ここだけでしか教えてもらえない野草の事をたくさん聞けました。

午後はファームハウス・コムニタに移動。米粉バーガーをいただきます。

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大豆のパティと米粉のバンズ。農村がっこうの為だけに作ってもらいました。

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いただきまーす!

お腹いっぱいになったら子ども達は探検へ。右にいく?それとも左にいく?

たった2択の選択だけど、皆の意見はバラバラに。でも全員でどちらか1つを選ばないといけない。じゃあどうする?

しばらくして、「じゃんけん」「多数決」「左に行ってみて、何も無かったら右に行く。」など発言してくれるお友達がいました。

じゃあそうしよう。と自分たちで出した方法で、皆で1つの意見をきめる事ができました。

 

この道をえらんだからこそ、見つかるモノがあったね。

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ダンゴムシ見つけた。かわいい~

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どんぐりの中身発見。ちょこっと根っこがでてた。

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ヘビ見つけた!「ざらざらしてた。」「ぬるぬるしてた。」「血が出てた。」「車に引かれたのかな」「トンビに食べられたんじゃない?」色々な意見がどんどん出てくる。

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「ダム見つけた!」 土砂崩れを防ぐための砂防もありました。
たくさんのゼンマイが生えているのを指を差して教えてくれたね。

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動物の骨発見 「ちょっと貸して。」「いいよ。」

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橋を渡って…

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川まで下りれた!しばし川遊びタイム・・・。

そのころ大人は、みかこさんによる「ヨモギのおはぎづくり」

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ヨモギを湯がく時は、根っこの茶色い部分は取り除く。
重曹をいれると、緑が鮮やかになるんですって。

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ヨモギを練りこむ。

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探検を終えて、大人がつくったおはぎをパクリ。お味はいかが?

来月もまたいっぱい遊ぼうね!

 

レシピメモ📝

もち米は、5号に塩大匙1入れて炊く。

湯がいて、茎が軽く指でつぶせる柔らかさになればOK。

1・2時間水に浸して、あく抜きする。

すりつぶしてミキサーにかける、または拡販する。

炊き立てのもち米と処理済みのヨモギをすりつぶしながら混ぜる。

 

コッコ🐔

 

 

2022年度 いけだ農村がっこう始まるよー!

2022年度いけだ農村がっこうが始まるまであと少し。

今年は39組91人のご家族にご参加いただきます。

スタッフ一同、ありがとうの気持ちでいっぱいです。

 

いけだ農村がっこう4月の達人さんは『なぎささん』です。

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野草の達人 なぎささん

自然療法に興味があったことをきっかけに、野草のことに詳しくなり

今では小学校で山菜の野外授業を行ったり、野草をつかった「野草クッキー」を販売したりしています。

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町の駅こってコテいけだで販売中。



そんな凪さんが「春が来る!」と思わずワクワクして、ついつい探してしまうのが

 

「オウレン」

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ツリーピクニックアドベンチャーいけだでも生えていました(3月31日撮影)



春一番を告げるお花です。

雪どけて間もなく、花を咲かせるちっちゃいお花。

ですが、根っこには漢方として胃炎を治す作用があります。

凪さん曰く「オウレンの根っこを収穫するのは、秋や冬。」だそうです。

 

なぜかというと…

 

葉をいっぱいに広げて酸素と栄養を吸収🌱

         ↓

吸収した栄養がどんどん根っこに蓄えられる。

         ↓

秋や冬には栄養たっぷりの根っこになる。

 

オウレンに限らずタンポポ珈琲など根っこをつかう植物は秋や冬が収穫時期なんですって。

凪さんの話を聞くと、いつも見る景色がちょっと変わって見えてくるようです。

コッコ🐔