バーベキューやたき火をするときに、なかなか火がつかなくて困った経験はありませんか?いざというときに上手に火をつけられないと焦ってしまいますよね。
今回は、山や森などですぐに見つかり、かつ、初心者でも簡単に火をつけることができるオススメの焚き付け(一番最初に火をつけるもの)を紹介します。
① 杉の葉っぱ
杉は日本国内に多く生えている木なので、山や森のなかであれば簡単に見つけることができると思います。落ちたばかりの緑色の葉よりは、茶色でよく乾いている葉が良いです。
葉が広がっていて、よく空気が通るので、すぐに火が付き、炎も大きくなりやすいです。焚き付けにする際は、たくさんの杉の葉をこんもりと山にして、山のしたのほうから火をつけてみましょう。
香ばしいにおいがして、すぐに大きい炎が見られると思います。
燃焼時間は短いので、たくさん葉を集めて、消えそうになったら葉を足して火を育てるとよいです。
ツリーピクニックアドベンチャーいけだでも薪ストーブやアウトドアクッキングイベントのときに、杉の葉をよく使います。
杉の葉がたくさん落ち始める秋の良く晴れた日に杉の葉をまとめて拾って、冬に向けてためておくのもおススメです。
ちなみに池田町の方言では杉の葉のことを「スンバ」といいます。初めて聞いたときに、ラテン系のダンスの名前みたいでわくわくしたことを憶えています(笑)
②まつぼっくり
松には「松脂(マツヤニ)」が含まれていて、燃えやすい性質があります。
まつぼっくりは、松の実なので、燃えやすいですし、形も空気を含みやすい形状をしているので火もつきやすいです。
しっかりと乾かしたまつぼっくりに火をつけると、すぐに「パチパチ」という音がして燃え始めると思います。
量を集めるのは難しいかもしれませんが、一つの燃焼時間が長いので、火を育てやすいと思います。
③小枝
細くて乾いた小枝も焚き付けになります。
小枝を集めて重ねて、先のほうに火をつけて炎が大きくなるのを待ちます。
そのままの形状で火が付きにくい場合は、ナイフなどで、数か所木の皮を向いて、空気の通り道を作ると比較的火が付きやすくなります。
小枝が拾えない環境であれば、割りばしなどで代用することもできます。
④紙
新聞紙などの薄くて、塗料が使われていない紙も焚き付けになります(塗料が燃えると有害な物質が発生する場合があるので注意してください)。
紙を破いたり、ぐちゃぐちゃに丸めるなどして空気の通り道を作り、端に火をつけましょう。
紙は火が付きやすいですが、すぐに燃え尽きてしまうので、③の枝や割りばしと併せて使うのがおススメです。
このように、身の回りにあるもので、初心者でも簡単に火をつけることができます。
バーナーや着火剤を使うと便利ですが、身の回りのものでスマートに着火し、キャンプやバーベキューのヒーローを目指してみてください(笑)