キャンプを終えて一週間が経ちましたが
未だ興奮冷めやらず(私が)、
スタッフ同士で思い出話に花を咲かせています。
その中で、印象的だった“持ち物”のお話をします。
今回キャンプに参加する子どもたちには、
事前にお手紙とキャンプのしおりを送っていました。
持ち物チェックリストには、
水筒、帽子、着替え…と遠足でよくあるものをいくつか書いており、
最後に「キャンプに必要だと思うものは持ってきて良いよ」と書いていました。
生き物が好きな子どもがいるので。
「きっと、虫かごを持って来たいだろうなぁ」と思っていたんです。
予想どおり
嬉しそうに肩から虫かごを下げ、手には虫取り網を持って来た子がちらほら(*^_^*)
キャンプのプログラムが進んでいき、昼食タイム。
ある子が、昼食後にリュックサックの中から取り出したものが
『ドラえもんの小学〇年生』の本。
読書をしていたんです。
ホッと一息ついている様子。
良いとか悪いとかそういうのではなく、
「おっ、本をもってきたのか(*‘∀‘)!!」という、どちらかというと驚いたかんじです。
その後バスの中では、ぬいぐるみを取り出した子どもも。
いっちーが話したことを録音して真似て「☆〇▽◇し~♪」音を出すものなんですが、
「こんなものも(笑)!!!」と。
このぬいぐるみが面白くて、バスの中でみんな大笑いですよ。
そして
すいか割りが終わった頃ー。
「これ見て~」と取り出したのは、
“きれいな石のコレクション✨”
ケースに入れて、綿をかぶせてある本当に高価そうなもの!
こんな大切なもの、持ってきて良かったのー?!って思いましたが、
嬉しかったです。
私が子どもの頃、
遠足の持ち物といえば、決められたものしか持って行けませんでした。
「おやつは200円分まで!」なんてね。(昭和生まれなもので…)
たまたま入っていたおもちゃなんかが友達に見つかると
「先生ー〇〇くんがおもちゃ持ってきてますー!!」なんて告げ口されていて。
そんな古い過去の記憶を思い出しながら、
農村がっこうの子どもたちは、見事に私の固定観念をぶち破ってくれました。
しおりに書いていないものを持って来ているというのは、
一人ひとりの子どもが、キャンプを楽しむために自分で考えて準備をした証拠です。
いくら1年間一緒に活動したといっても、10回程度あそんだ仲間です。
学校集団とはまた違う。
そんな中久しぶりに会って、初めて子どもたちだけで一日過ごすんですもの、
緊張やストレスだってあるはず。
だから、ホッとできる心の寄りどころって必要です。
より楽しむための術を考えたって、やるな~~✨と思います。
そんな素敵な子どもたちと
そんな持ち物を持たせてあげた保護者の方々がまた素敵だなぁ‼
と思いました。
「何入れてるのー?!そんなもの持って行ったらだめでしょ!」じゃなくてね、
子どもの意欲、意思を大切にしている。
保護者の方たち、決して見逃したわけじゃないんですよ。
だってね、凍らせたアクエリアスを入れていたり、塩分タブレットが入っていたり、
着替えがたくさん入っていたりしていましたもの♡
いけだ農村がっこうが、子どもたちにとって主体的に楽しめる場になっていること、
保護者の方々のサポートがあってこそだなと感じています。
来年は、
「持ち物は全部自分が必要だと思うものを持って来よう」なんていうキャンプをしたらおもしろそうだなぁと目論んでいます(^^♪
いけだ農村がっこうは、福井県池田町の森・ヒト・文化・食をつなぐ
森のようちえん・森のがっこうです。
子どもたちの探求心を育み、“好き”を見つける場所。
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